おじいさんのフル時計

SS

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:22:19.33 ID:/3B8BPcq0

時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!」
 
おじいさん「なんじゃこの時計は・・・壊れているにも程があるじゃろうに・・・」
 
 
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!」
 
おじいさん「・・・か・・・買ってみようかな・・・」
 
 
 



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:25:47.51 ID:/3B8BPcq0

こうしてフル時計を買ったおじいさん。
 
家に届いた時計を見ると意外と大きく
自分と同じくらいの身長があることに気付きました。
 
 
おじいさん「フム・・・同じ身長か・・・何だか親近感が」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!」
 
おじいさん「・・・・湧かないな・・・」
 
 
 

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:28:01.44 ID:9KTon+L3O

スレタイで不覚にも
 
 
 

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:28:11.51 ID:/3B8BPcq0

目にも留まらぬ速さで時間を刻むフル時計。
 
当然時計としての機能性はゼロ。
 
どうにかして使い道を見つけようとしたおじいさんはおもむろにキュウリを針に近づけます。
 
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!」
 
スパパパパパパパパ
 
おじいさん「おぉ・・・キュウリの千切りがいとも容易く・・・・」
 
 
 

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:30:03.13 ID:/3B8BPcq0

キュウリを肴に晩酌をするおじいさん。
 
その間にも時計は動き続けます。
 
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクてゃっ・・・・・!!」
 
おじいさん「噛んだ!?」
 
 
 

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:30:58.18 ID:dXSBAvHpO

噛んだてwwww
 
 
 

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:32:16.68 ID:j73OCh880

スレタイでくすっときた
 
 
 

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:33:50.67 ID:/3B8BPcq0

やっぱり時計が気になるおじいさん。ふとこんな事を思いました。
 
おじいさん「そろそろ6時か・・・やはりボーンとか言うのかのう・・・」
 
時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!!」
 
おじいさん「発音・・・いいんじゃの・・・・」
 
 
 

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:37:03.89 ID:dXSBAvHpO

吹いたwwww
 
 
 

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:37:15.80 ID:/3B8BPcq0

そろそろ眠くなった来たおじいさん。
 
時刻はもう夜の12時。
 
おじいさん「さて、そろそろ寝るとするかの・・・・ん?」
 
時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone・・・・? ・・・えーっと・・・1、2、・・・Bone!! Bone!!」
 
おじいさん「12回くらいちゃんと数えなさい」
 
 
 

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:39:12.75 ID:Ems4Q3X20

これは泣けるスレになる
 
 
 

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 16:40:54.13 ID:/3B8BPcq0

朝5時、おじいさんはいつもの通り目が覚め居間に出てきました。
 
おじいさん「オヤ・・・もう5時だと言うのに時計の音が聞こえんのう・・・」
 
時計「・・・・・!!チクタクBone!! チクタクBone!! チクタクBone!! チクタクBone!! チクタクBone!! 」
 
おじいさん「ムリに起きなくてもいいんじゃぞ」
 
 
 

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:08:15.26 ID:/3B8BPcq0

茶飲み仲間がおじいさんの家に訪ねてきました。
 
おじいさん「ちょっと変わった時計があるんだが・・・まぁ気にせんといてくれ」
 
時計「チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・・ボーン、ボーン、ボーン」
 
友人「なんだ、普通じゃないか」
 
おじいさん(こやつめ・・・・・)
 
 
 

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:09:28.47 ID:/d8PNn500

かわいいwwww
 
 
 

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:10:39.14 ID:/3B8BPcq0

友人が来てから約3時間後
 
 
友人「それじゃあワシはそろそろ帰るとするよ。美味しいお茶、ご馳走様な」
 
おじいさん「こちらこそ美味しい茶菓子をご馳走様。それじゃまた今度。」
 
ガチャン
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!!」
 
おじいさん「コヤツめ・・・・・・」
 
 
 

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:12:59.95 ID:7Q9sPRBg0

かわえぇwwwwww
 
 
 

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:13:16.12 ID:DkUez5vxO

おれこれ好き。続けてくれ。
 
 
 

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:13:57.27 ID:2GVOCytCO

これはwwwwwwww
 
 
 

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:18:55.80 ID:/3B8BPcq0

食事を取りながらTVを見るおじいさん
 
何か面白い番組はないかとチャンネル変えます。
 
ピッ(政治ニュース)
 
時計「チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・」
 
ピッ(子供番組)
 
時計「チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・」
 
ピッ(お笑い番組)
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!」
 
おじいさん「・・・・わかるのか?」
 
 
 

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:25:38.03 ID:/3B8BPcq0

おじいさんが買い物に行く前にメモを取っています。
 
おじいさん「そういえば米も少なくってきたな・・・あとは・・・・」
 
時計「チ・・・クタク・・・・チクタク・・・・チクタ・・・ク・・・」
 
おじいさん「・・・油と油さし・・・・と。それじゃぁ行ってきます」
 
バタン
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Booooooooone!!!!!」
 
おじいさん「何だか家が騒がしいな・・・・」
 
 
 

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:27:39.83 ID:KY3j/nR9O

これは新しい
 
 
 

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:28:32.42 ID:/3B8BPcq0

おじいさんが買い物から帰ってきました。
 
 
おじいさん「よっこらしょ・・・っと。ただいま。」
 
時計「チクタクチクタク!!!!・・・・チク・・・タク・・・・チ・・・・ク・・・タク」
 
おじいさん「ちゃんと油挿してあげるから」
 
 
 

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:28:50.69 ID:ZlXogBsIO

おもしろい
 
 
 

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:31:12.17 ID:aiYsVrCKO

こりゃ面白い
 
 
 

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:33:54.90 ID:/3B8BPcq0

仲間内で開催予定のゲートボール大会
 
おじいさんにも誘いの一報が届きました。
 
 
おじいさん「ふむ・・・ここ何年もまともに運動などしてないし・・・どうしようかのう・・・・
      あまり老体にムリをさせるのもどうかと・・・・・」
 
時計「・・・・・・Boooooooooooone・・・・・・・」
 
おじいさん「ん?どうしたんじゃ?」
 
時計「・・・・・・・・・Booooooooooooooone・・・・・・・」
 
おじいさん「・・・ワシに出ろと言ってくれるのか?」
 
時計「チクタクチクタク!!!!チクタクチクタク!!!!チクタクチクタク!!!!」
 
おじいさん「・・・・・そうだな・・・・お前さんがそう言うのなら・・・・」
 
 
 

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:34:25.16 ID:YZ9erIfkO

この>>1・・・できる・・・!
 
 
 

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:35:12.95 ID:/3B8BPcq0

ゲートボール大会開催中
 
 
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!!!」
 
 
 

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:36:04.46 ID:XIIrKGYEO

何か泣ける
 
 
 

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:37:01.42 ID:Q86FBvi+O

時計いいやつだな
 
 
 

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:38:08.01 ID:/d8PNn500

なんど見直しても
Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Booooooooone!!!!!で吹いてしまう
 
 
 

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:39:12.10 ID:UOVfrSnJO

どうしようもうなきそう
 
 
 

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:39:38.92 ID:/3B8BPcq0

ゲートボール大会は終了しおじいさんが帰ってきました。
 
 
おじいさん「ふぅ・・・ただいま」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!」
 
おじいさん「ハハ、ずっとそうやって針を回していてくれたのか」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタク!!!!」
 
おじいさん「ありがとう」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタク!!!!」
 
おじいさん「おっと、報告するのを忘れておったな。今日の大会・・・・」
 
時計「・・・・チク・・・タク・・・・」
 
 
 
おじいさん「なんと準優勝だったよ」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!!!Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!!」
 
 
 

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:43:39.36 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「ハハ、喜んでくれるのか」
 
時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!!」
 
おじいさん「何だか元気が出てきたわい。どれ、ばあさんにも報告するかの。」
 
 
おじいさんはすぐ後ろにあったおばあさんの仏壇の前に座り話を始めました。
 
 
時計「・・・チク・・・・タク・・・・チク・・・・・」
 
 
 

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:47:15.65 ID:0GrHMse0O

死んだお爺ちゃん思い出したじゃねーか
泣きたい気持ち
 
 
 

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:48:49.62 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「お前が逝ってからもう何年経つのかの・・・・ワシはお前を失い全てに魅力を感じなくなった。
      お前と時間を共有できたからこそ何もかもが楽しかった。
      いつか行った隣町の茶屋。あそこの饅頭は二人で大絶賛したの・・・・
      ・・・・・・・懐かしいなぁ・・・・」
 
時計「・・・・・・・・・」
 
おじいさん「時と言うのは残酷じゃの。いくらお前との時間が楽しくともいつかは忘れてしまう。
      体は年々重くなるし、まったくいい事などないの。」
 
 
 

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:57:55.33 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「だがの」
 
時計「・・・・・・・!?」
 
おじいさん「最近、その時間とやらが何だかそんなに悪いものじゃないように思えてきたんじゃ。」
 
時計「・・・・・・・・」
 
おじいさん「なぜだか買ってしまったあの大きな時計。今でも買った理由はよくわからんのじゃが・・・
      最初はすぐに返品しようかと思った。何しろ時計としての機能がほとんどないのじゃからの。
      だがの・・・何とも不思議なヤツで・・・・そう・・・・どこかお前さんに似てるんじゃ。」
 
時計「・・・・・!」
 
おじいさん「今日のゲートボール大会も本当なら辞退しようと思ってたんだが
      この時計に後押しされてな。それで出てみれば準優勝。家に帰ったらまず誰に報告しようかと思い
      一番最初に思いついたのはばあさん、そしてすぐ後に出てきたのがコイツじゃ。」
 
時計「・・・・・・・・・・・・・・」
 
 
 

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 17:58:06.53 ID:toS2bc3zO

最近、じいちゃんとケンカした。
じいちゃんの家にこんな時計あった。
泣けてきた。
 
 
 

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:01:00.41 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「その時にワシは気付いたよ。ワシはアイツが好きなんだ、ってな・・・・。
      だからばあさん。ワシがそっちに行くのは少し後になるかもしれん。
      もう少しだけワシらの事、見守っててくれんかの。」
 
 
おじいさんはそう言うと立ち上がり時計の元に近づいてきました。
 
 
おじいさん「どれ、油でも挿してやろうか。」
 
時計「チクタクチクタクチクタク!!!!!!」
 
 
 

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:09:47.24 ID:/3B8BPcq0

それから数日後またまたTVを見ているおじいさん
 
 
おじいさん「さて今日は何を見ようかの」
 
ピッ(政治ニュース)
 
時計「チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・」
 
ピッ(お笑い)
 
時計「チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・チク・・・タク・・・」
 
ピッ(子供番組)「おーおーきなのっぽのふるどけいー」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!!!」
 
おじいさん「やっぱり気にはなるんじゃの」
 
 
 

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:18:58.91 ID:p61ZP1+v0

おじいさんのフル勃○に見えた
 
 
 

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:21:32.34 ID:7Q9sPRBg0

>>71
ナカーマwwwww
 
 
 

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:30:47.32 ID:/3B8BPcq0

今日はおじいさんの87歳の誕生日。
 
おじいさんは隣町の茶屋にやってきました。
 
 
おじいさん「やはりケーキよりここの饅頭の方がいいの・・・えーと・・・それじゃ、この饅頭を・・・3つ下さい。」
 
帰宅後
 
おじいさん「ただいま。イヤー危なかった。ワシの大好きな饅頭が残り3つしかなくての
      ワシとばあさんとお前さんの分、丁度三つ買えたんじゃ。」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!!」
 
おじいさん「さあ、いっしょに食べよう。このオイボレの87回目の生誕記念じゃ。」
 
時計「チクタクチクタクチクタク!!!!」
 
おじいさん「そして」
 
時計「Bo・・・・・ne!?」
 
おじいさん「お前さんと出合ってちょうど1ヶ月じゃ。」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!!!!」
 
 
 

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:36:52.23 ID:dXSBAvHpO

時計かわいいよ時計
 
 
 

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:37:03.56 ID:/3B8BPcq0

とある雨の日
 
 
おじいさん「ふむ・・・こんな日は部屋で本でも読むのがいいかもな・・・・」
 
時計「・・・・チク・・・・タク・・・・・」
 
おじいさん「お前さんもヒマそうじゃの。どれ、テレビをつけておこうか。」
 
ピッ(お笑い)
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!Bone!!Bone!!!」
 
おじいさん「フフ・・・・・」
 
時計「チクタクチクタク!!Bone!!Bone!!Bone!!チクタクチクタクグゥーーーーーー!!!」
 
おじいさん「!?」
 
 
 

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:38:31.23 ID:fbr+TSbEO

晴耕雨読ですねわかります
 
 
 

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:42:55.01 ID:/3B8BPcq0

おじいさんが時計と出会って1年もの歳月が経ちました。
 
 
おじいさん「おはよう、今日もいい天気だな・・・・ゴホッゴホッ・・・・」
 
時計「チクタクチクタクチクタク!!」
 
おじいさん「さて、朝食を済ませたら少し買い物に行ってくるよ。そろそろお前さんの油も買い足さないとな。」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタク!!!」
 
おじいさん「ゴホッゴホッ・・・・・」
 
 
 

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:44:12.66 ID:evglLzty0

これはじじい死ぬな
 
 
 

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:45:12.54 ID:/d8PNn500

おいおいまじかよ・・・
 
 
 

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:45:27.68 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「それじゃ、行ってくるよ。」
 
時計「チクタクチクタク!!Bone!!Bone!!!Bone!!!!」
 
 
バタン
 
 
おじいさん「さて、まずは油を買って・・・と・・・・ゴホッゴホッ」
 
 
 

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:46:36.74 ID:/3B8BPcq0

 
 
 
時計「チクタクチクタク」
 
 
時計「Bone・・・・Bone・・・・」
 
 
時計「チクタクチクタク」
 
 
 

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:52:13.87 ID:/3B8BPcq0

隣町の茶屋
 
 
おじいさん「それじゃぁ・・・この饅頭を3つ下さい」
 
茶屋店員「好きなんですね、このお饅頭。」
 
おじいさん「ええ、妻の入れたお茶との相性が最高でね。」
 
茶屋店員「そうなんですか、ありがとうございます!」
 
おじいさん「あと・・・・」
 
茶屋店員「?」
 
 
 
おじいさん「私達の孫も大好きなんですよ、ここの饅頭」
 
 
 
 
 
時計「チクタクチクタクチクタクBone!! Bone!!」
 
 
 

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:52:46.64 ID:3dwdcb9R0

続きが気になるwww
 
 
 

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:56:24.56 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「ただいま。」
 
時計「チクタクチクタクBone!!Bone!!」
 
おじいさん「あそこの饅頭を買ってきたぞ。さっそくお茶を淹れよう。」
 
時計「Bone!!」
 
コポコポコポ・・・・
 
おじいさん「よし、それじゃいただ・・・・・ウッ・・・」ガタンッ!!
 
 
時計「!!?」
 
 
 

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 18:59:22.40 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「ムッ・・・・クッ・・・・・ゴホッゴホッ!!!!!」
 
時計「チクタクチクタクチクタク!!!!!!!!」
 
おじいさん「む・・・胸が・・・・・・ゴホッゴホッゴホッ!!!!!」
 
時計「チクタクチクタクチクタクチクタク!!!!!」
 
 
 
それはあまりの出来事で時計には何が起きたのかわかりませんでした。
しかし大変な事だという事はわかり、時計は必死に自分の鐘を鳴らしました。
 
 
時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! 」
 
 
 

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 19:00:33.80 ID:/d8PNn500

やめてやめて・・・
 
 
 

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 19:03:35.04 ID:/3B8BPcq0

時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! 」
 
時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! 」
 
時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! 」
 
 
あまりに長く続く時計の鐘の音に隣人達が不思議に思い駆けつけてきました。
 
 
隣人A「オーイ、じーさん。時計が壊れてるんじゃないのか?」
隣人B「何か様子がおかしいな。」
隣人C「オイ、扉の鍵が開いてるぞ。」
 
ガチャ
 
隣人達「!!?オイ!!じーさん!!どうした!?大丈夫か!!!!?」
 
 
 
時計「Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! Bone!! 」
 
 
 

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 19:08:31.79 ID:/3B8BPcq0

おじいさんはそのまま病院に運ばれ
入院を余儀なくされました。
 
その間おじいさんの家には人影はなく
時計の針の音と時々鐘の音が鳴り響くだけでした。
 
 
時計「チクタク・・・・チクタク・・・・チクタク・・・・チクタク・・・・Bone・・・Bone・・・・・」
 
 
 

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 19:25:50.84 ID:/3B8BPcq0

おじいさんが倒れてから3日後
意識を取り戻したおじいさん。
 
 
おじいさん「・・・・こ・・ここは・・・・あぁそうか・・・・ワシは家で倒れて・・・・・
 
 
      何とか助かった見たいじゃが・・・・・・・もう長くはないだろうな・・・・・
 
 
      まぁ80年以上も生きたんだ・・・・今更悔いなど無い・・・・・
 
 
      あるとすれば・・・・・・・・」
 
 
 

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 19:35:34.24 ID:/3B8BPcq0

おじいさん「人間、死の間際には走馬灯が走ると言うが・・・・
      ハハ・・・まったくそんな大それたものなど出てはこんではないか・・・
      ・・・・聞こえてくるのは・・・・・あの・・・・妙にせっかちな時計の針の音・・・・・」
 
 
チクタク  チクタク  チクタク  チクタク
 
 
おじいさん「そういえば・・・そろそろ油を挿してやらないとな・・・
      せっかく新しい油も買ったのに・・・・・」
 
 
チクタク  チクタク  チクタク  チクタク
 
 
おじいさん「・・・・・・・・残念だな・・・・・・本当に・・・・残念だ・・・・」
 
 
 

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 19:58:48.47 ID:/3B8BPcq0

その後、おじいさんは家に帰ってくることはありませんでした。
 
誰もいなくなったおじいさんの家。冷めたお茶と饅頭はまだ机の上にありました。
 
そしてそばにある大きな時計は音一つ立てることなくただ佇んでいるだけでした。
 
 
 

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 19:59:27.24 ID:/3B8BPcq0

数日後
 
業者A「よーし、それじゃあさっそく作業に取り掛かろう。」
業者B「ハイ!」
 
業者C「おぉ、この時計デカイなー」
業者A「ん?ああそういえばその時計、何でも死んだじいさんが大層気に入っていたそうだ。」
業者B「もう止まってますけど・・・・でもこれは立派ですね」
 
業者A「随分年季も入ってるしな。さて話はこれくらいにして作業に戻るぞ。」
業者B&C「ハイ」
 
 
時計「・・・・・・・・・・・・チク・・・・・・タク・・・・・・」
 
 
業者B「ん?」
業者C「どうした?」
業者B「イヤ、今時計の針が動いたような・・・」
業者C「何言ってんだよ。油もカラッカラになってんのに動くわけないだろ。」
業者B「イヤ・・・そうなんだけどさ・・・・」
業者A「オーイ、早く仕事しろー」
業者B&C「ハ・ハイ!!」
 
 
こうしておじいさんの部屋は空っぽになり
時計も取り壊されてしまいました。
 
 
 

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:00:44.87 ID:nxnK7Yku0

( ;∀;)
 
 
 

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:11:41.79 ID:/3B8BPcq0

数日後、おじいさんの家の前にて
 
 
子供「お母さん、これなあに?」
母親「ん?これはね、壊れちゃった時計だね。」
子供「壊れちゃったの・・・・・なんだかかわいそうだね」
母親「そうだね・・・・・」
子供「それじゃ、ボクこの針をもってかえるよ!」
母親「どうして?」
子供「だってそうすればもうさみしくないでしょ。」
母親「・・・・・・そうね・・・・・よし、それじゃあお饅頭でも買って帰ろうか」
子供「うん!!」
 
 
 

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:30:01.34 ID:/3B8BPcq0

茶屋にて
 
茶屋店員「いらっしゃいませ」
母親「どれにしようかしら」
子供「ボクこれが食べたい!!」
 
茶屋店員「アラ。」
母親「どうしたんですか?」
茶屋店員「いえ、以前そのお饅頭が大好きなおじいちゃんがいたんですよ。でも最近めっきり顔出さなくなりまして・・・」
子供「それじゃ今度はボクが買いに来るよ!」
茶屋店員「フフッ、ありがとう。それじゃ、一個オマケしてあげるね。」
母親「良かったわね。」
子供「うん!!ありがとう!お姉さん!!」
 
 
2人は店を後にし手を繋いで家に帰りました。
それはとても気持ちのいい晴れた日の出来事でした。
 
 
FIN
 
 
 

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:31:41.72 ID:/d8PNn500

・・・・・・・・
 
 
 

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:32:53.80 ID:/d8PNn500

ううう・・・
 
 
 

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:33:56.26 ID:7Q9sPRBg0

切ないな・・・
 
 
 

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:34:07.34 ID:/3B8BPcq0

なんか締りの無い終わり方でスマソ。
 
もっとしっかりした終わり方にしたかったんだが・・・・・修行が必要ですな。
 
本当に申し訳ないです。
 
 
 

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:35:12.71 ID:/d8PNn500

いえいえご謙遜
 
 
 

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:40:44.99 ID:7Q9sPRBg0

いやいや、そんな事はないよ。好きだぜ。
 
 
 

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/12(土) 20:48:11.03 ID:/3B8BPcq0

最初はギャグ路線で行こうとしたんですがね、何だか書いてるうちにどんどん悲しい結末が頭に浮かんできて
おまけに時計がちょっとカワイく見えてきて・・・・
 
んで結局こういうオチになりました。
 
 
ここまで読んでくださった皆さん、保守してくれた皆さん、レスしてくれた皆さん
本当にありがとうございました。
 
時計を大切にな!!
 
 
 

転載元 http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1207984939/